2021/12/22

【核心】最先端事例に学ぶ「オウンドメディア」成功の法則

NewsPicks 編集長
ラジオにドラマ、音楽に映画まで…。「北欧、暮らしの道具店」を手がけるクラシコムは、オウンドメディアとは思えないほどリッチなコンテンツを量産している。
俳優の西田尚美が主演するドラマはテレビのクオリティと遜色なく、今年の夏には映画版が劇場で公開されている。
そうしたコンテンツの大半は無料で公開され、ユーザーをサイトに誘導する広告代わりとなっている。
コンテンツの特徴は大きく2つ。
世界観が統一されていること、その世界観を本気で体現するインナーが制作に深く関与しているという点だ。
一般的なメディアの場合、「読者のニーズ」起点で編集者がさまざまなカテゴリーのコンテンツを制作していく。
一方、クラシコムの場合は、その世界観が好きな「社員=自分」起点で、インナーによって制作されている。
そうすることで、世界観が統一され、「社員のような誰か」に熱量が伝播していくのだという。
特集3日目の本日は、クラシコムのコンテンツ作りの裏側に迫る。共同創業者のひとりで、コンテンツのクリエイティブを担う佐藤友子氏に聞いた。
INDEX
  • 「そんなの、意味ないでしょ」
  • 「インナー」だから作れるもの
  • 熱量の起点は「社内」から
  • ペルソナ=「私たちみたいな誰か」
  • コンテンツ「3つの評価軸」
  • だから「アプリ」に注力する

「そんなの、意味ないでしょ」