EU、ロシア民間軍事会社「ワグネル」に制裁
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ワグナー社は、「プーチン大統領の料理人」ことプリゴジン氏の指揮下にあります。プリゴジン氏はカジノや性産業を手がけてきた本物のマフィアですが、プーチン大統領のおぼえのめでたい人物です。
プリゴジン氏のビジネスの中には飲食業もありますが、彼が「プーチン大統領の料理人」と呼ばれるゆえんは、彼の指揮下の軍事会社、ワグナー社を使って、プーチン大統領が所望する中東やアフリカの諸国を切り取って進呈するためです。
ワグナー社は、「民間軍事会社」といってもロシア軍とほとんど一体の関係にあり、地対空ミサイルや戦闘ヘリ、戦闘機を供与されています。ロシア政府の唱える「ハイブリッド戦争」を最前線で実践しています。その活動範囲は、この記事でいう「ウクライナ、シリア、リビア、中央アフリカ共和国、スーダン、モザンビーク」よりも広く、少なくとも、マリなどのいくつかのアフリカの国が入ります。これらの国で、1万人以上を展開し、内戦やクー・デタの指揮をとり、戦闘に参加しています。シリアでは、米軍とも交戦しています。
EUの制裁で、ワグナー社のEU内にある資産は凍結されます。目前の、ウクライナの危機に備えてとられた措置の1つでしょう。因みにワグネルの登記上の本社はアルゼンチンにあり、メインオフィスは香港にあります。
そしてロシアは傭兵派遣業を法律で禁止しており、ワグネルは違法企業となるためロシア国内で活動することが認められておらず、支店もオフィスもありません。
………表向きは、ですが。
世界の闇は色々と深いですね。