中米ニカラグア、台湾と断交 中国を承認
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ニカラグアはとられても仕方が無いでしょう。
2007年以来、サンディニスタ人民戦線のオルテガ大統領が政権を握り、妻を副大統領にし、選挙になると野党候補は投獄されてきました。米国の制裁も受けています。
ベネズエラやキューバと共に、ロシア、中国寄りになっている国です。バイデン政権による北京五輪の外交的ボイコット、台湾を招いた民主主義サミットに対抗するように、中国がニカラグアを取ってしまった。台湾と国交があるのは中南米を中心に15か国あったが、これで14か国に減る。バイデン政権が人権や民主主義という価値をめぐる動きを仕掛けたのに対し、中国はニカラグアによる台湾との国交断絶という実利を取った。
ニカラグアについては過去1985年、1990年の2回台湾と断交しており、今回で3回目になります。
これで正式に外交関係を持つ国は14ヶ国と過去最少になりましたが、昨今の台湾政府の動きからは、国交に拘らず実質関係を進化させる方向へ舵を切っているように見受けられます。
かつては中国と経済支援合戦を繰り広げていましたが、台湾国内では批判的な声もあり、近年は抑制的になってきています。
いずれ国交がある国が無くなる日が訪れるのかも知れません。