[ワシントン 7日 ロイター] - バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は7日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、初期のデータに基づくと、感染力は強いものの、毒性は低い可能性があると述べた。

ファウチ氏はホワイトハウスで行った記者会見で、一段の情報が必要としながらも、オミクロン株感染初期の患者は入院と酸素吸入の必要が少ないようだと述べた。

その上で、来週には一段のデータが得られるとしながらも、最終的な結論が出るまでには数週間かかるとの見通しを示した。

また、ホワイトハウスの新型コロナ対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は、オミクロン株検出の報告を受けて米国が南アフリカの一部諸国を対象に導入した渡航制限について、政府は常に見直しているとしながらも、当面は解除されないとの見方を示した。