[サンフランシスコ 6日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は、米電気自動車(EV)大手テスラが数年間にわたり、太陽電池パネルシステムの欠陥による火災リスクを株主や消費者に適切に通知していなかったとの内部告発を受けて同社に対する調査を開始した。

今回の調査は、2019年にソーラーシステムに関して内部告発したテスラの元現場品質管理者、スティーブン・ヘンクス氏による連邦情報公開法(FOIA)に基づく要請に応じたもの。

ヘンクス氏は安全性を巡る懸念を提起したことへの報復で20年8月にテスラを解雇されたと主張し、テスラを訴えている。

テスラはロイターのコメント要請に応じていない。SECはコメントを控えた。

ロイターの報道を受け、テスラ株価は6日に一時6%超下落した。