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【脅威】一般市民に飛び火する、国家間の「サイバー戦争」

NewsPicks編集部
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注目のコメント

  • 土屋 武司
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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    21世紀、戦争はなくなります。
    しかし、平時と戦時の境がなくなり、常に戦時になる世界が訪れると想像します。最近、以下のようなニュースもあった。
    アメリカ宇宙軍将軍が「ロシアと中国がアメリカの人工衛星を毎日攻撃している」と証言
    https://gigazine.net/news/20211203-shadow-war-in-space/
    想像するに、軍事施設や衛星へのサイバー攻撃は当たり前であろうし、市民生活に直結した社会インフラも攻撃対象になる。さらに、世論、雰囲気、気持ちも対象であること。巧妙なハッキングに気が付かないと、世論が敵対国の有利な方向に曲げられる。そして、時間が経った後に振り返って,あれは戦争だったのだと気付くことになるでしょう。国とは限らない。攻撃を仕掛けて来るのは少数のグループかもしれない。仕掛けられる方も国とは限らない。
    大艦巨砲主義は終わります。ホット・ウォー、ミサイルを発射したり、戦車で領土を蹂躪するような血の流れるダークな戦争は無くなると思われます。


  • 塩崎 悠輝
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    イランとイスラエルの暗闘は、4年以上続いています。
     前提として、「サイバー戦争」だけではなく、空爆や暗殺、ドローンを使った攻撃、等々、様々な手段を駆使した暗闘が続いていて、サイバー戦争はその一環に過ぎない、ということがあります。
     ロシアが提唱してきた「ハイブリッド戦争」といえるでしょう。
     イランは、1979年のイラン革命当初から、「イスラエルを地図から消滅させる」と唱えてきましたが、現在の暗闘のきっかけは、2013年からイランがシリア内戦に介入して、イスラエルの北隣のシリアに2万人以上のイラン軍が常駐するようになったこと、そして2018年にトランプ政権がイランに対して徹底的な経済制裁を課したことでしょう。
     イスラエルはサウディアラビアとUAEと同盟を組んで、できれば米国を動かしてイランと全面的な戦争を始める意向でした。そのきっかけづくりとして、2019年あたりから、暗闘を仕掛けてきました。しかし、トランプ政権がイスラエルの希望通りに動かなかったので、全面的な戦争にはなりませんでした。
     それでも、暗闘自体は続いており、イスラエルの仕掛ける暗闘は多岐にわたります。
     きのうも、シリアのラタキア港でイスラエル空軍による空爆があり、イランが運び込もうとしていた兵器が破壊されました。
     イスラエルからの様々な暗闘は、ごく日常的なもので、
    ・イランのインフラがサイバー攻撃で停止したり、
    ・イランのインフラや工場が自爆ドローンで破壊されたり、
    ・イランの原子力機関でサイバー攻撃で異変が起きたり、
    ・イランの科学者が爆死したり、
    ・イランのタンカーが石油を運んでいるところをミサイルで撃破されたり、
    といったことは、日本ではニュースにもなりませんが、毎週のように起きています。
     イランも報復で、
    ・傘下にあるレバノンやパレスティナの武装勢力にイスラエルへミサイル攻撃させたり、
    ・イスラエルの貨物船を機雷で攻撃したり、
    ・イスラエル人を拉致したり暗殺したりしています。
    戦争の際、軍人と民間人の区別なく攻撃する、というのは従来からあることであるし、民間人に多大の犠牲者を出せば、敵国への打撃になる、というのも、戦争の常套手段です。


  • 佐藤 元則
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    NCB Lab. 代表

    これまでの戦争では病院を狙わない、というのが暗黙のルールでした。しかし、サイバー攻撃は病院も狙う。戦争に倫理はありませんが、ハッカーの心が乾燥しきっています。

    日本の病院もサイバー攻撃にあって、コンピュータシステムがスタックし、現在でも過去のデータにアクセスできない状態になっているそうです。


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