【保存版】マンガで学べる世界史。90作品一挙紹介
コメント
注目のコメント
どうしても舞台になることが少ないのは、アフリカ、中南米ですね。そして東南アジアやインドも日本とかかわりがある割には、マンガの舞台になることが少ないです。
あえて、この記事でとりあげられていない傑作をあげていきます。
ヨーロッパ
『軍靴のバルツァー』 19世紀後半のドイツがモデルになっていますが、産業革命と技術の発展によって急速に進む軍事の革新、その結果として避けがたい社会の変化を、青年将校と士官学校生徒たちの期待と不安に満ちた視点で描いています。
『憂国のモリアーティ』 フィクションですが、シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授とその兄弟たちが、特務機関MI6を創設、初代「M」として、英国貴族社会の不正を打ち滅ぼそうとします。
『石の花』 第2次世界大戦中、ドイツ占領下のユーゴスラヴィアで、ティト―率いるパルチザンに加わった少年。多民族社会の分裂、ナチスの統治下で醜悪な本性をさらけ出す人々、強制収容所を含め極限まで追い詰められた人々が生き抜こうとします。
中国
『シュトヘル』 13世紀、モンゴルの侵攻によって滅亡する西夏王国で、西夏文字に魅せられ、西夏を消滅から救おうとするモンゴルの皇子と彼を守る西夏軍女性兵士の逃避行。
日本
『アンゴルモア 元寇合戦記』 鎌倉時代、元寇で、最初に上陸された対馬において絶望的な逃亡と抵抗を続ける人々。元軍の多様性や複雑な内情、日本の古代からの朝鮮、大陸との関係、現在とは違う東アジアのあり方が描かれていておもしろいです。現在は、博多編が連載中です。
『バンデット 偽本太平記』 悪党猿冠者と下人の石、護良親王の3人組が、各地の悪党、豪族を煽動して、楠木正成と組み、鎌倉幕府の打倒を画策します。滅法面白いです。
『乾と巽 ザバイカル戦記』 ロシア革命後のシベリア出兵を題材にしたマンガはこれくらいではないでしょうか。今、連載中ですが、曖昧な野心と無計画で始まった日本のシベリア出兵は、諸民族が入り乱れるシベリア東部で、新国家を目指す人々と連携しつつ、しかし噛み合わず、撤退へと追い込まれていきます。特集最終回は、この際なのでやりたいことを存分にやってやろうということで、趣味のような企画を掲載しました。
名付けて「マンガで学べる世界史」。近年では世界史をテーマとした、数々の名作マンガ作品が出ていまして、個人的にも『ヴィンランド・サガ』とか『チ。-地球の運動について-』とか『ふしぎの国のバード』とか、すごく面白く読んでいました。
そこで、マンガ作品で世界史の年表を網羅することはできないか・・と思い立ち、一挙90作品を世界史上の重要な出来事ともに紹介する記事を作りました。
(これでも全然紹介しきれないので、ぜひコメント欄におすすめを投稿いただけるとうれしいです)
ちなみに古代メソポタミア、パルティア、ササン朝、ゲルマン王国、イスラム帝国、ティムール、ムガル帝国、清朝(末期除く)あたりは、世界史的な存在感は大きくても、作品が薄い部分でして、創作をしようとする人にはチャンスかもしれません。
ぜひ「未来を見通す」ために、過去に学んでみるのはいかがでしょうか。