阪大のカンニングペーパーがすごい。成功に必要なのは「要約」だった
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注目のコメント
どこでもやることは同じやねんなぁ、と思いました。
私も講義の最初20分は前回の質問に答えて、あとは笑いを狙ってきたネタを紹介し、爆笑させてから講義に入ります。これで学生さんの集中力が上がります。オンライン配信になったときは、「お便りコーナー」と呼ばれるようになり、「お便りコーナー拡充お願いします」なんて感想が来ました。オンラインは雑談が少なくて味気がないんだそうです。
大学も授業評価アンケートをやりますが、学生たちも独自に作っていて『教員教務逆評定』と呼ばれ、飛ぶように売れます。またクラスごとに試験対策委員(シケタイ)というのがいて、履修者の多い講義はシケタイが講義の要旨(シケプリ)を作ってくれて、欠席をしていても講義の概要がわかるようにしています。
東大駒場では「持ち込み可」の講義はほとんどありませんが、「シケプリ」の出来不出来で、不真面目な学生の点数が左右されることがあるので、確かにこの要約システムは合理的かも知れません。ただこれをうちでやるといくつかのヴァージョンの「完璧な要約」というのが流通するようになるはずで、「シケプリ」と同じことが起きそうです。まぁでも試す価値はあるかもしれません。あ、受験者が500人以上いて、試験室が4つくらいあるので、カンペのチェックは無理ですね・・・。
東大は2年生前期までの成績で進学先が決まるシステムなので、点数競争が激しいんです。京大のようにおおらかなシステムの方がホームランバッターを養成するには適していると思います。どうしても東大はアベレージヒッターを作りがちです・・・。ノーベル賞で京大の方が多いのは偶然ではないと思います。アメリカ大学院留学中も「カンニングペーパー(アメリカだとチートシート)」1枚持ち込みOKというクラス結構ありました。記事にあるように、クラスで学んだ主要論点をまとめる能力を見ていて、事前準備そのものが授業のいい復習になった記憶があります。
「A4の用紙1枚になんでも書いてきてよし」
私もよく「A4の用紙1枚に手書きならなんでも書いてきてよし」で定期試験を行います。受講生と相談しながら決めるので、たまに多数決により「持ち込み不可」になることも。
「教科書・ノート何を持ち込んでも可。ただし問題は激ムズ」というオプションも提示するのですが、いまだかつて一度も採用されたことがありません。
大量の情報からエッセンスを抽出する能力というのは必要だと思います。