米、オミクロン株感染初確認 南ア帰り、ワクチンは接種
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これで残るは先進国ではシンガポールくらいとなった、が未だにバンバン国際便が飛んでいるゆえ今日明日にでも出るだろう。しかし水際発覚と市中感染とは全く違う。水際すら人権を犠牲にしても断固拒否しているのは世界で日本くらいなものだが、それでも早々に2件出てしまっている。
米国もシンガポールもワクチン完了者向け隔離無し渡航の検査義務を強化するなど、段階的にガードを上げている。重症事例がまだゼロで、そもそも感染力が高いかすらまだはっきり分からないなか、リオープン政策を180度転換する必要性は科学的に考えれば明らかだからであり、転換した場合の有形無形の代償が大きいからである。
そもそも南アもそれ以前10月からオミクロンが発見されたナイジェリアもそれ以外のどの国でも株の置き換わりがあったとて感染爆発はしていない事はあまり報道されないが重要であり昨日アメリカのTV番組インタビューでその点は元FDA長官で著名なゴッドリーブ氏が強調していた、つまり少なくとも現時点で世界全体の過剰反応だと訴えていた。
注目のコメント
このように検出されるのはあくまで氷山の一角なので、この時点ですでに複数の感染者が未検出の状態で国内に存在すると考えた方が良いと思います。
感染者はワクチン接種を完了していたことも公表されていますが、その方の「症状が軽い」ということは、ウイルスの病原性が低下したことも、ワクチンの効果が十分維持されていることも保証するものではないという点には注意が必要です。タイトルにそのような記載があると多くの方が誤解しそうですが、このことは個人レベルの話であって、一般化という点では特に何も意味しません。
今後感染が広がった国でどのような感染伝播をしていくかは、オミクロンの特徴を把握する上で重要です。特に、米国ではまだ国内でデルタの流行が続いている地域が多くありますので、そのような地域で置き換えが進むのかは注目すべき点になります。どのマスコミも報じませんが、今のところの報告によると、オミクロン株の感染力はデルタ株と同等またはそれ以上、ただ臭覚障害、味覚障害の事例がなく、重症者ゼロ(南ア政府発表)、ワクチンの重症化抑制効果はある(ビオンテック見解)ということだそうです。これがもし本当だとすれば、他株を駆逐する弱毒株がようやく出てきたという意味で喜ばしいのですが、正確に判明するには、あと10日ほど要するようです。