[ミラノ 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は28日、ユーロ圏では新型コロナウイルスの感染再拡大や新たに確認された変異株「オミクロン株」の経済的影響に対応する態勢が以前より整っているという見解を示した。

欧州の一部では、新型コロナの感染拡大で行動制限を再導入している。また、南アフリカで先週確認されたオミクロン株が、欧州でも急速に広まっている。

ラガルド総裁はイタリアのRAIに対し、来年のユーロ圏経済の回復に対する懸念はあるが、これまでに多くを学んできたと指摘。「感染第5波やオミクロン株のリスクに対応するため、われわれはより良い準備ができている」と述べた。

また、全ての人がワクチンを接種しない限り、ウイルスから保護されないとの考えも示した。