EVの国内販売が本格化 海外メーカーの日本参入も加速
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KiaのEVモデル、Niroに乗っています。皆さん気になる充電実情について。
レンジ
・フル充電で約300マイル走れるので、ロードトリップをしない限り、残量はあまり気になりません。ちょっと減ってきたかなと思ったら何かのついでに充電するので十分です。
集合住宅住まいの充電
・集合住宅の場合、駐車場に充電ステーションがついていることもあります。
・ついていない場合は、街中の充電ステーションで充電します。シアトルでは、スーパーやショッピングセンターが集客ツール的に無料の充電ステーションを置いており、買い物ついでに充電します。
一軒家住まいの充電
・一軒家では、自宅で充電します。普通のコンセントを使うLevel 1充電器でも、基本的には十分です。日中に1〜2時間運転して帰ってきたら、夜にコンセントに挿しています。
・240Vの高速充電器(家庭用は基本的にLevel 2)を使うには、ブレーカーから駐車場まで240Vの電源を引いてくる必要がありますが、これは電気工事により比較的簡単に設置できます。場合によってはブレーカーのAmpを引き上げる必要があるかもしれません。
・電気を使わない時間帯に充電するようにプログラムできるのも便利なところ(夜間電力料金がある料金プランなら夜の安い電気を使ったり、太陽光パネルのある家なら昼間に発電しながら充電したり)。
EVは普及が進んでいるのか進んでいないのか
・地域差が激しいです。
・PHEV(プラグインハイブリッド)+BEV(所謂EV)の全車売上に占める割合を比較すると、ノルウェー83%、ドイツ22%、イギリス15%、中国12%、米国4%(2021年上半期売上)。米国内でも、中西部では殆ど売れていませんが、西海岸の都市はシェアが高いです(街中では数台に1台がEV)。
・「近所の人や友人が乗っている」というのが、普及が進む一番の要因。普及が進んでいる地域ではEVを買うことが何てことない選択になる一方で、普及していない地域では、アーリーアドプターの段階に留まっています。
注目のコメント
モノ作りで著名な東京大学名誉教授の藤本隆宏先生にお話を伺いました。先生曰く「温暖化を火事に例えるなら今燃えている火を消すことが最優先。その意味ではPHEVの普及が急務ということで意見が一致しました。エンジンなくてし、温暖化を食い止めることはできないと思うのですが、BEV信者の方には理解しにくいかもしれませんね。
では、BEVやFCEVが温暖化防止に役立つには以下3つの条件を満たす必要があります。
・再生可能なエネルギーで発電(水素)すること(脱炭素)
・ユーザーがお金を出しても買いたいと思う価値(機能)であること
・そして、普及すること
ということで、この条件を満たすのは早くて2030年以降。それも国によってエネルギー事情が異なることも考えながら、さらにこれからクルマや人口が増える途上国のエネルギー事情を考慮する必要がありそうです。
ということで目の前の火事を鎮火させるにはPHEVが不可欠だし(つまりエンジンとハイブリット技術)、実燃費がリッター10Km前後で走っている多くのクルマの省エネを進めることが効果大でしょう。自宅もしくは自宅近くに日常的に使える普通充電器と急速充電器があって、日常使いメインで遠出用には別の内燃機関車がある。
今はまだこうした条件がつきます。まぁ、それでも環境保護機運の高まりで、じわっと売れていくと思います。あとは国と地方の補助政策、急速充電器普及政策次第でしょうか。
都市部で集合住宅が多い日本では、やはり充電器がネックになります。モーター車とガソリン車が混在する状況ではコスト負担に不公平感が出がちです。50兆円の経済対策の中でホントに「成長投資」と言えるのは2割ぐらいしかない。EV充電器の普及など、今すぐにやらないといけません。
日本メーカーはEVに消極的と見られているが、国がインフラ整備をしてあげないといけません。