[フランクフルト 29日 ロイター] - 独高級車メーカーBMW<BMWG.DE>は29日、中国ネット検索大手の百度(バイドゥ)と提携し、北京と上海で高度な自動運転が可能な自動車の試験走行を実施すると発表した。

BMWはすでにドイツのアウトバーン(高速道路)で長距離に及ぶテスト走行を実施している。

同社は、自動運転の研究開発プロジェクトを中国の大都市に拡大すると表明。「中国の急拡大する都心は複数の階層から成る高速など、エンジニアに対し課題を示している」とした。

自動運転プロジェクトで開発された試作車は当初、北京と上海の高速で試験走行を行う予定。

半自動運転化された自動車は、曲がり角にぶつかったり曲がるべき場所を通り過ぎる危険性を認識するために高分解能地図を必要としている。ただ、これまでのところ一国全体の地図を記憶するには自動車のメモリー容量が不足しているため、詳細な地図がダウンロードできるように自動車メーカーは通信会社やインターネットプロバイダーと提携する必要がある。

位置情報サービスなども提供しているバイドゥとの提携もこういった目的がある。