米国でデマ拡散「日本はワクチンやめコロナ一掃」 大手メディアが打ち消しに乗り出す
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事実ではない情報が事実であるかのように流れていった実例です。誤情報の足下にいる日本在住の人々が聞くと「完全に誤った情報」だとわかるわけですが、離れた場所にいるとわからず、正しい情報が必要になります。インターネットでニュースが速報される時代にありながら、誤情報も即時拡散されるため、正しい情報であるか否かを見極める力量が試されています。
米国では、怪しげな情報は「FactCheck.orgなどで確認しましょう」と呼びかけられていますが、政府自体に懐疑的な方はこれも疑うため、問題の奥深さを感じます(FactCheck.orgはペンシルベニア大学公共政策センターの運営)。
「Japan Continues to Use Vaccines, Not Ivermectin, to Fight COVID-19」(FactCheck.org)
https://www.factcheck.org/2021/11/scicheck-japan-continues-to-use-vaccines-not-ivermectin-to-fight-covid-19/
このページの要約は次の通りです。
「日本はイベルメクチンではなくワクチンを使い続けています」
ラジオのホストであるハル・ターナーは、10月27日に彼のウェブサイトで、「日本はモデルナ製ワクチンの金属混入を発見した後、ワクチンからイベルメクチンに切り替え、代わりに駆虫薬であるイベルメクチンで症例を治療している」と誤って報告しました。
日本では人口の70%以上がCOVID-19ワクチンを接種しており、政府は12月に追加接種を進めています。日本はワクチンプログラムを中止しておらず、COVID-19治療としてイベルメクチンを承認していません。フランスのワクチン関連のデマで日本でよく見るのは「フランスのワクチンパスポートにはワクチンの接種欄が8回分ある」かなぁ。
スクショとして掲載されているアプリはカタルーニャ語なんですけどね。ニアピン。惜しい。
このデマに関してはフランスのメディアがfact checkしていて、要するにカタルーニャ州では既存のワクチン接種管理アプリでCOVIDワクチンの接種も管理しており、それに元々接種欄が8回分あったというだけとのこと。
https://www.liberation.fr/checknews/lappli-tous-anti-covid-de-catalogne-prevoit-elle-8-doses-de-vaccin-20210901_YCC3M2YAUNGX3MD3EXAPCAFGIE/