CDPの米トレジャーデータ、ソフトバンクなどから約267億円を調達
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Armから再独立後、初となるエクイティファイナンスを発表しました。
アドテク、マーケティング領域でこれまで多くのお客様に活用していただいたCDPをSalesやCRM, CXMの領域でも使っていただくために、投資を加速させていきます。また、グローバル展開も加速するので、グローバルでのデータ活用についてもサポートさせていただければと思っています!
補足:
Treasure Data Inc.は日本人の創業者3名が米国で設立した会社でございまして、日本は一番目の支社です。現在は20カ国に約500名のメンバーがおります。2018年に英国のArm社に買収されました。昨年発表されたArmのNvidiaによる買収に際して独立、Softbank Vision Fund 2の投資先となっており、今回ソフトバンク株式会社等からも出資をいただきました。
注目のコメント
アメリカの会社の様に書いてあるけど、創業は日本の会社。やはり顧客ベースは日本が強いけど、その技術力で世界にチャレンジしているだけでなく、成功しつつある。もともとマーケティング領域に強かったトレジャーはarmに買収されてIoTを狙っていたが、プロダクトフィットは高いとは言えず、結局再度スピンアウト。マーケティングを軸にしてセールスやコールセンターなどの領域へもサービス展開していく戦略は正しいと思うが、上モノのソリューション開発力はデータベース技術を強みとするトレジャーにとってはまだこなれているケイパとは言えないのかも。そう言った領域に今回の投資マネーを使うのかな。
DXが流行する中で、まずデジタルで補足できるようになった顧客行動データを蓄積しつつ、そのほかの顧客データと統合して活用したいと考える企業ニーズが発生しました。
その実現には以下の課題があります。
・拡張性の高いデータ格納庫が必要になる
・そして、散在するデータを取りまとめるのに莫大な工数が掛かる
この解決手段として、トレジャーデータは特に日本では大きなシェアを獲得しています。
これからは、これまで統合され蓄積されてきた顧客データをより活用し、さらに事業成果に変換していかなければなりません。
その挑戦のための大型資金調達だと認識をしています。トレジャーデータはかなりの割合で日本の会社ですね。事業会社であるソフトバンクと強固な協業をしており、ついに大型出資に結びついた、という印象です。マーケティングのデータプラットフォームとしてはオンリーワンなので、よくぞここまで生き残って成長した!と感慨深い