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ターリバーンは活発な外交活動を行っていて、先週は、ムッタキ外務大臣以下のチームがカタール、ウズベキスタン、トルコを訪問しました。来週はイランを訪問する予定です。
 ターリバーンにとっては、何よりも重要な目的は、貿易を円滑に行えるようにすること、そしてガソリン、電気、食料などの必需品を入手することです。そのために、できれば、どの隣国からでも国家承認を得たい、ということがあります。今のままでは、通貨の両替もできません。
 ターリバーンの一連の外交活動の中でも、今行われているロシアでの会合は、最も多くの国が参加しています。主にアフガニスタンの周辺国で、これらの国は、アフガニスタンからの難民や麻薬の流入を阻止することに関心があります。
 ロシアは、ソ連時代の1980年代を含めると、アフガニスタンに過大な投資をしてきました。また、アフガニスタンの隣国の内、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンといった旧ソ連諸国は、ロシアのつもりでは、自国の影響圏です。ロシアがこれらの国の後ろ盾であることを顕示するよい機会です。
 パキスタン、中国、イラン、インドといった諸国も引きこめたことは、ロシアの影響力を誇示するうえで意味があります。アフガニスタンとその周辺諸国は、米国とNATO諸国が撤退していったことで、いわば空白地帯です(大国目線だとそうであるかのように見えるだけで、実際は現地の人々が自国を支配するようになっただけですが)。
 特に、インドはクアッドの1国で、日米豪の同盟国であるはずなので、ロシアからすれば、インドの参加は成果に見えます。
 他にアフガニスタンに関与している国としてカタールとトルコがありますが、この2ヵ国は、ロシアは引きこめませんでした。

【論考】米国撤退後のアフガニスタン、未来はあるのか
https://newspicks.com/news/6271586?ref=user_1125005
ロシアはミャンマーとの関係強化もあり、「南下」という視点から気になります。
アフガニスタンからの米軍撤退を中国とロシアは千載一遇のチャンスととらえ、タリバンとの関係強化を着実に進めている。「中国とロシアはアフガンからの米軍撤退を不安視している。中国やロシア国内のイスラム過激派が勢いづくのでアフガンからの米軍撤退は困ると考えている」との見解があったけれど、それは幻想だった。世界の警察官の役目を終えたいと考えた米国がイラン、北朝鮮問題を抱えて、アフガンから米軍を撤退させた機会に、この地域から米国を恒久的に締め出す構造作りにロシアが乗り出している。
これら10ヶ国は、タリバン政権に対して、内政および外交における「穏健な政策」を求めた上、「近隣諸国に対する友好的な政策をとり、永続的な平和、安全、そして長期的な繁栄という共通の目標を達成すること」、「諸民族、女性、子供たちの権利を尊重すること」を促している。つまり、現実としてタリバンを新政権として受け入れた上で、その先の交渉をしようということだろう。