アリババ、サーバー向けの新しい半導体を発表-中国最先端クラス
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このニュースはなぜ流れたのか。アリババの新半導体は5nmという最先端のプロセスノードで作られているというが、5nmの製造技術は中国向けには提供できない。この製造技術はTSMCかサムスンしか作れないが、5nm製造技術は米国製の半導体製造装置を使わざるを得ないからだ。米国政府は、米国製半導体製造装置を使って製造した半導体チップを中国に輸出できない、というルールを適用している。このため華為傘下のHiSiliconはTSMCに製造依頼できなくなった。
一方、中国国内では5nmプロセス技術はとうてい無理。SMICがようやく16nmプロセスで生産できるようになったレベルだ。
ただし、アリババのチップは5nmで設計できたというだけのニュースなら、製造は未定ということになる。さもなければ、2020年9月15日から米国政府が適用したルールの前にTSMCに依頼しておりウェーハが完成したのが9月14日以前なら、今回の発表までいったいなぜそんなに時間がかかっていたのか、ということになる。
アリババの狙いはわからないが、もしTSMCかサムスンが製造したとなるとこれは米国政府が黙っていないだろう。ArmベースのCPU Yitian 710 と RISC-VベースのサーバーPanjiuを開発とのこと。何か特別な仕様があるのか分からないけど内製の半導体部門のスキルアップ目的?
https://www.google.com/amp/s/mobile.reuters.com/article/amp/idJPL4N2RF13R