テスラ、「リアルタイムの運転行動」が価格を左右する自動車保険をテキサス州でスタート
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自動運転機能を使わせるか否かを判断するためなどに開発されたと思う「Safety Score」(安全運転の度合いスコア)を保険に応用するのは、よいと思います。
今より高くなるのも、安くなるのも、本人の運転しだい...Teslaを運転する時には、複数のドライバープロファイルから、マニュアルで設定することもできるので、「誰」が運転しているかを同定することが難しいかもしれません。
(以下、記事中から引用)
この保険は、顧客のリアルタイムの運転行動をもとに保険料を算出する。他の保険会社が一般的に使用する、クレジット、年齢、性別などの情報は、Teslaにとってはどうでもいいことのようだ。Teslaによれば、顧客の保険金請求履歴や運転記録も考慮しないという。
その代わりにTeslaは、9月に同社がリリースした「フル セルフドライビング(FSD)」ベータ版で導入した機能である「セーフティスコア」を見ることにしている。そのため、ドライバーが道路上で遭遇する状況に応じて、支払う必要のある保険料が毎月変わる可能性があり、かなり複雑なことになるかもしれない。強いられた衝突警告やオートパイロット解除は、すべてスコアに影響する。また、危険な距離で他の車に追従したり、急ブレーキをかけたり、アグレッシブに角を曲がったりすると、スコアが下がる可能性がある。セーフティスコアは現時点ではまだベータ機能であり、Teslaは時間の経過とともに改善されるだろうと述べている。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
注目のコメント
これ本当にリアルタイムで、凄いなぁといちいち感心しています。例えば時速80kmを超えて走行する運転の車間時間が3秒を下回る距離で先行車に追随しているとその秒数がカウントされます。先行車がブレーキを踏んだ際に気付くスピードとブレーキで止まるスピードで約3秒かかるためそれ以上の車間距離(車間時間)を開けましょうという科学をバッチリ毎回の走行後、クルマを駐車した際にtrip毎に計算しリアルタイムに表示されます。
新たな自動運転ソフトの配布も全ユーザ一括ではなく運転能力スコアに基づいて決定されています。運転中に起きる様々な事象の情報をセンサーで集めてビッグデータにしてAIで分析すれば、事故を起こしそうな運転の仕方、そして事故の確率も分かるはず。「クレジット、年齢、性別などの情報は、Teslaにとってはどうでもいいこと」とのことですが、そうした間接的な情報より予測の制度は高そうに感じます。不特定多数に定型の商品を売ってあとは保険金の請求が来るのを待つばかりという大量生産型の保険の世界にも、デジタル技術を活用してきめ細かいサービスを提供するDXの波が押し寄せて来たということじゃないのかな・・・ (・・;
ドライバーの運転状況によって、保険料に反映させる話は、
良くある話ながら、実はあまりうまくいかない。
なぜなら、この契約をするのは、保険料が下がる方向にインセンティブを得られる方がほとんどだから。
保険料が上がりそうな方はこんな契約はせず、従来のままとするだろう。
という事で、保険会社的にはトータルで今より保険収入が下がる方向にしかいかないので、ビジネス的に旨味がないと思う。