2021/10/17

【論考】米国撤退後のアフガニスタン、未来はあるのか

静岡県立大学国際関係学部 准教授
今月の「プロピッカー新書」はアフガニスタンがテーマ。
米国による約20年間の介入が失敗に終わった現地だが、実は古代から現代に至るまで、数々の大国に干渉されてきた歴史を持つ。
なぜアフガンは、そうした運命に直面するのか。タリバン政権が復活した今後はどのような社会になっていくのか。そうした変化が国際社会にもたらす影響とは。
日本ではあまり知られていない現地の地理、歴史、文化について、イスラーム社会を研究する静岡県立大学准教授・塩崎悠輝氏が全4回で解説する。
INDEX
  • 電気もガソリンも輸入頼み
  • 経済成長は援助に依存
  • 外貨は米国で凍結されている
  • 最初から無理があった米国の介入
  • グローバル化以前とは事情が違う
  • 今後の鍵を握るのは近隣諸国

電気もガソリンも輸入頼み