2021/10/15

【ウスビ・サコ】コロナ禍での、学生の切実な声にどう向き合うか

フリーランスエディター・ライター (Editor/journalist)
日本で初めてのアフリカ出身の大学学長、ウスビ・サコ氏。

フランス語、英語、中国語、日本語を話し、関西弁も流暢に使いこなす。陽気な人柄に、街でも大学でも歩けばすぐに声をかけられる。

家族、親戚、友達、さらには旅人まで、都市部だと20~30人、田舎や農村部では100人前後が1つの共同体のように暮らすマリから、中国を経て、「人を避け、早足で歩く」人の国だと思っていた日本へ。そして京都に住み始めると、その独特な空間と人間の関係や、文化に魅了され、気づけば30年。

人との距離感、暮らし、家族、そして教育。日本の良さをいかしつつも、もっと外へ目を向け、良くしていこうと、学校の改革も率先して現場主義で行う。日本のこれからのあり方、学生たちに伝えていきたいことを聞いた。
INDEX
  • 学生の視点から学ぶ先生でありたい
  • フィールドワークを必修に
  • 教育を変えるアクションを起こす
  • 学長でも学生との対話を欠かさない