2021/10/8

【売上2倍】SaaSユニコーン「スマートHR」の成長は本物か

1730億円──。
人事・労務ソフトを手がけるスマートHRの現在の企業評価額だ。
国内の未上場企業としては、人工知能(AI)開発のプリファード・ネットワークスに次ぐ2位のユニコーン。東京証券取引所マザーズ市場に当てはめると、トップ5に入る額だ。
人事や労務の手続きをペーパーレス化する同社のサービスは、月額課金型でクラウドサービスを提供する「SaaS(Software as a Service:サービスとしてのソフトウェア)」であり、いまや「国内最注目SaaS系スタートアップ」と言っても過言ではない。
海外投資家からの注目度も高い。
6月には、新たに156億円の資金調達を行い、新規に加わった投資家8社のうち、有名ベンチャーキャピタルの米セコイア・キャピタルなど7社が海外投資家だった。
従業員数も急増しており、1年で200人近く増えて、480人規模となっている。
NewsPicksは、同社の倉橋隆文COO(最高執行責任者)にインタビューを敢行。今後の事業拡大の展望やコロナ禍における影響について語ってもらった。
INDEX
  • ペーパーレスの需要をとらえた
  • 最も大事なKPIは「解約率」
  • 「人材マネジメント」領域に広げる
  • M&Aと協業、使い分ける

ペーパーレスの需要をとらえた