NATO、ロシア代表部8人を追放 スパイと認定
コメント
注目のコメント
NATO代表部に駐在するのは外交官になります。「資格を剥奪」というのは、外交官としての資格を剥奪したということです。ビザも外交官として出されていたわけですから、ロシアへの帰国を余儀なくされます。
日本も、2018年からNATO代表部を設置し、駐在武官などが勤務しています。
ロシアは2002年からNATO加盟国と対等のパートナーとなり、NATOの最高意思決定機関の理事会に参加できるようになりました。これは、NATOが冷戦時代の対ソ連軍事同盟から、中東やアフガニスタンでの軍事行動を主軸にするようになった時代の産物です。
NATOは中東から撤退しつつあり、ロシアとの対決が中心課題にもどってきている現状の中で起きている話です。プーチン大統領の西側不信はこのNATO問題にある意味で集約されます。NATOは対ソ連同盟、ソ連が崩壊した以上、どの国を敵国としている同盟なのか。それがロシアなら、結局は西側こそ対立を煽っているのではないかという、至極真っ当な論理です。
こういうことをされれば、ロシアが頑なになる理由もわかるようなものです。要するに、常に西側には、スケープゴートが要るということなのでしょう。