2021/9/28

【3分解説】メルケル与党の敗北で「EU」はこう変わる

16年間ドイツの政治を担ったメルケル氏の「次」は誰か。
9月26日に投開票が行われたドイツ連邦議会選挙(総選挙)は、メルケル氏が所属するキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU、以下CDU)と社会民主党(SPD、以下社民党)の接戦となった。
結果は、社民党が25.7%、CDUが24.1%で、CDUが2002年以来、初めて第2党に転落した。
一方で、当初期待されていた環境政党の緑の党は一時の勢いこそ失ったものの、第6党から第3党まで躍進した。
なぜ、メルケル氏の支援にもかかわらずCDUは議席を減らしたのか、次の首相を占う連立交渉の行方はどうなるのか。また、EUへの影響は──。
NewsPicksが、ドイツ総選挙を3分で解説する。
INDEX
  • 社民党が第1党に
  • メルケル後継の大誤算
  • 「連立パズル」は5パターン
  • 「女王」後のEU