電池の低コスト化がEV火災増加の一因に 元サムスンSDI佐藤氏
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
佐藤さんも現在の三元系の問題について触れてくれてますね。
ハイニッケルについては以前詳しくコメント致しました。
●【吉野彰】基礎から学ぶ、EVを支える「電池」の最前線
https://newspicks.com/news/4176825
Jeff Dahnの単結晶(ニッケル)正極はどうなったんだろう。
●単結晶ニッケル含有正極:Jeff Dahn教授との対話
https://newspicks.com/news/5784020パソコン付属やスマホのリチウムイオン電池が火を吹くことはたまにありますがよほどのことがなければ人命には影響を与えません。産業構造が重厚長大から軽薄短小に移り、スペックのベストエフォート方式が主流になりました。ある意味で、スマホにモーターをつけたものがEVですからスマホの延長線上での開発・生産をしているのだから当然の帰結と言えるかもしれません。
自動車は、ベストエフォート方式では許されません。だからこそ緻密かつ高度な生産技術を有する日本とドイツが優位にあります。電気自動車は、躯体とモーターと電池があれば簡単に生産することができますが、そこから事故確率を高めるための技術を習得するのは並大抵のものではありません。これは根深いですね。
他の部品なら品質を落とせば壊れるだけで済むものが、三元系なら壊れる=発火です。対策は壊れないバッテリーを作るようなもの。
ちなみに、昔はルーカスやデルコ(今のACデルコとは別)の鉛バッテリーがしばしば突然死しました。容量が減少してエンジンがかけられなくなる前に内部ショートしてしまう。日本製にはそれがありませんでした。リチウムイオン電池も同じだと考えれば分かりやすいです。