英、入国規制を10月緩和 日本で接種済みも対象
コメント
注目のコメント
日本でも全国民のワクチン接種率が5割を超えるなど、最初は欧米に出遅れたものの、凄い勢いで進んで、追いつきつつあります。
日本も、本日、水際対策の緩和がニュースになっていましたが、この英国のように、外国からも「接種済みを条件に来ていいよ」と言われるところが増えてくると思います。
2カ国、2地域間で、緩和できると行き来ができますので、いわゆるトラベルバブルという状態になります。
withコロナに向けて少しずつ世界が動き始めていますね。英国のこうした「ウィズコロナ」戦略は、その実、同国が推進する「グローバル・ブリテン」構想とも密接にかかわっているように感じます。
「グローバル・ブリテン」構想の実現可能性はさておき、対外的な自由化を進めていくことは自らが袂を分けたEUとの差別化という意味でも、大きな意味を持ちます。
ワクチン接種と行動制限の緩和は、いわゆる「北アイルランド議定書」問題などの火だねを抱えるジョンソン政権にとって、民意をつなぎ留めておく命綱でもあります。
英国の自由化路線を冷笑する向きも一部でありましたが、リスク回避志向の中で、防戦一方である我が国の方が、世界的に見てどうか、と思います。丸山真男が言う「無責任の体系」そのものであるような感じがします。イギリスでは、EUからの離脱に新型コロナが追い討ちをかけ、様々な輸入品が不足している。ヨーロッパのトラック運転士の多くが、パンデミックの最中に英国を離れてしまったことも大きい。こうした事態に直面し、イギリス政府は、EUから輸入品にへの税関管理も延期し続けざるを得なくなっている。入国規制の緩和の背後にも、こうした事情があるのだろう。