グーグルがニュース新サービス 日本で開始、報道機関に対価
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グーグルは「検索してもらってなんぼ」のビジネスなので、質の高いコンテンツを生み出すメディアが衰退することは長期的なグーグルの利益にも反します。Google News Initiativeを通してさまざまな形のメディア支援に力を入れ始めたのは、それが回り回ってグーグルの利益になるからでもあります。
今回の取り組みもそのイニシアティブの一環で、対価設定が適切かどうか(何が適切か、というのも難しい問題ですが)という課題は残るものの、コンテンツを提供するメディアと、コンテンツを利用するプラットフォーマーの関係がより健全なものになる一歩と期待したいです。プラットフォームに集中・偏在する富を、どうパブリッシャーに振り向けるかが現在の大きな命題です。パブリッシャーの衰退は民主主義の致命的な弱体化につながります。自由と人権を尊ぶ社会を前提に成長してきたプラットフォームにとっても、それは絶対に避けなければならないことです。世界の企業は今、目先の利益から地球環境を守るためのエコシステムを意識するようになりつつあります。これと同様に、プラットフォームが自由で豊かな情報流通を守る動きを見せていることは評価できます。ただ、まだ金額的にはあまりにも少ない。プラットフォームからパブリッシャーへ、公正で健全な還流がさらに活発になることを期待します。
ちなみにYahoo!は昔から新聞やテレビにお金払ってたんですよね、すごく安いけど。Googleさんはどれくらい払うんだろう。きっと払ってもらっても部数減で苦しい経営をなんとかできるような金額ではないでしょうね。