日本電産創業者永守氏が業績改善遅れに焦り、幹部に警告-関係者
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中間決算発表に注目したい。
1. 日時: 2021年10月26日(火) 17:00開始(予定)
2. 出席: 代表取締役会長 永守 重信
代表取締役社長執行役員(CEO) 関 潤
常務執行役員(CFO)
もう決算発表には出ないと言っていたがやはり筆頭に名前がある。
ここまでは関さんの卓越した手綱捌きでうまくバランスをとってきた。ゴーン元会長や西川元社長の難しい社内ポリティックスから生き延びてきたマネジメント能力は卓越している。
横から口を挟んで社長に発言させない永守会長をついに制し、前回決算では見事に捌き切った。そろそろ強烈な横槍が入ることは想定通りだが、ここからからが勝負だ。
注目のコメント
日本電産の役員ページはこちら。一目で本当のトップが誰か分かります。
https://www.nidec.com/jp/corporate/about/board/NikeのPhil KnightやStarbucks のHoward Schultzは何とか収まったけれど、孫さん、柳井さん、Dellなど(何度も)引退を撤回する創業者は世界中で少なくありません。それが優秀さの裏返しではあるにしても、後継者が育たないし、トップダウンのカルチャーも将来負債にもなるでしょう。そう考えると、世襲というのはそれなりに意味があるのかも。
報道が真実だとすれば、残念。
下記が社長交代時のPick。
https://newspicks.com/news/5792930
『(社長のお株を奪うようなことは)やってはいけないし、ありえない。とにかく今回の件は、自分が元気なうちに交代してスムーズに進めるためのものです。』
ここが実現されるかがキーだと思う。
https://newspicks.com/news/5790471
『事業の役割分担については、「会社の将来や新たな事業展開など、本来の経営トップのあるべき仕事に、私の重点を持っていく。事業の結果責任は、関氏に担ってもらう」と語った。』
短期業績は、関氏の領域。関氏に代表取締役として指示を出すことまではしても、幹部にまで行ってはいけない。
また関氏もこういう修羅場で成功もすれば失敗もして、それで経営トップとして伸びていくことが必要なわけで…
そんなことは永守氏は百も承知だと思うが、「お株を奪うようなこと」をやってしまっている。
永守氏の名言だが「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」を「お株を奪わないようにする」でやらない(今回の報道をしんとしたら、そしたらすぐ戻すことをやる、必ずやる、できるまでやる)と、厳しいと思う。