フォーブス「全米大学ランキング」、カリフォルニア大学バークレー校が初の首位に
コメント
選択しているユーザー
以下の引用部分については、納得感があります。公立大学として、人種・性的志向・国籍などのマイノリティに対して、様々な面でサポートしているのは強く感じました。また、エリート然とした人は少なく、humble backgroundの人も多い印象です。
“いまの時代に求められているのは、排他性ではなく包摂性を考慮したランキング、少数の恵まれた人ではなく多くの人にとってアメリカンドリームのエンジン役になっている大学に適切な評価が与えられたランキングだ”
日本人が留学先を選択する上で、「どれだけそのコミュニティに溶け込みやすいか」という要素は、意識されていない気がします。他の大学に通っていないのでファクトは知りませんが、日本でもブランド力の高い有名私立大学などでは、良い家柄のエリートが力を持っていて、そのインナーサークルに入ることは難しいという話も聞きます。
なので、仮説としては「大学が有するアセット」に加えて、「(自分にとっての)アセットの活用し易さ」という視点は、大学選択の際に意識しても良いのではないか、と思います。
注目のコメント
この手のランキングは評価方法によっていろいろ差があるのでしょうが、私はバークレーの魅力にはまりました。
バークレーは長年、水泳でも全米最強で、ビオンディ、アービン、エイドリアン、女子ではコーグリンなど、歴代の全米最強スイマーを輩出してきました。私が通っていた頃、最も有名な日本人学生は、平泳ぎを牽引していた長崎宏子さんで、「日本人でもこんなに活躍している人がいる」と、とても嬉しく感じていました。
ケビン・ジョンソンなどを輩出したバスケットも有名で、ドリームチームに同時に2人(ジェイソン・キッドとシャリーフ・アブドルラヒム)、OBを送り込んだこともあります。
公立ということで、一度社会に出たり、軍隊に行ってから来た学生(学費が大幅割引になる)もたくさんいました。回りの店もほぼ学生バイトで動いていて、ピザ屋で巨大なピザを汗だくで焼いていたり、有名教授の息子さんが八百屋さんで野菜を運んでいたり、とにかく、あの場所に集う人々のパワーの凄さを日々感じていました。
これからも、そうした場所であり続けて欲しいと思います。学問とは違う角度から。ハーバードとカリフォルニア大バークレー校で客員研究員をしました。ハーバードはお金があるので、審査に通ると(家賃と水光熱費は出る程度の)給付金までもらえる制度で、しかも妊娠34週で渡航したのに保険料も払わずに医療保険が適用されて、出産が無料でした。
かたやバークレーは、まぁ招聘されたわけではないので当たり前かも知れませんが、研究室やコピー機を使う費用などありとあらゆることに負担が求められ、さらに1500万円相当までカバーする医療保険に加入することが義務でした。
学費もスタンフォードやアイビーリーグだと年間5~600万することも珍しくないので、このデータのように学費が比較的安いバークレーが上位に来るのはよくわかります。お金がないのに、研究者がアイビーリーグ同様に優秀なのは、すごいなあと思っています。つまり、分母 (=学費)の違いですねぇ US Newsのでは、うちの大学が best public school になる年もあるのですが、out of state 学費はUCBよりずっとお高いんですよねぇ、なんででしょう?
「今年のランキングは、大学が学生にもたらした投資リターンと成果に基づいて作成した。」