ギニアでクーデターか 官邸付近で銃撃、大統領拘束
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19世紀にはフランスがマグレブ・ギニア湾周辺のサブサハラ地域の宗主国だったため、今でもフランスの影響が多く残っています。よく参考にするFrance24 (https://france24.fr)では、ギニアのクーデターがBreaking Newsで報じられていました。Twitter上のコンデ大統領の姿も報じられています。今のところ首都で大規模な混乱は見られていない様子ですが、今後の動きに注目です。
ところで、首謀者は特殊部隊の大佐とされていますが、France 24の記事だと「ドゥンブイヤ中佐 le lieutenant-colonel Doumbouya」となっています。中佐以上は慣用的にColonelと呼ぶことがあるので、日本語では「大佐」と報じられているのかもしれません。
注目のコメント
西アフリカのギニアでクーデターが発生したようです。
ギニアでは一昨年の選挙でアルファ・コンデ大統領の3期目の当選を果たしましたが、激しい反対運動があり、多くの死傷者を出しています。
又コロナの影響で経済状況が悪化しているにも関わらず、大統領や議員の給料を大幅に引き上げ、その一方で軍の予算を減らすなどした為、不満が広がっていていたようです。
クーデターの首謀者はフランス外人部隊出身のママディ・ドゥンボウヤ大佐で、彼の率いる特殊部隊GFSが首都コナクリの大統領官邸を包囲し、大統領府のあるカルム地区では、現在も激しい銃撃戦が続いていると伝えられています。
コンデ大統領は当初脱出した伝えられていましたが、その後拘束されたとの情報もあり、状況は不明です。
クーデター軍は政府機関を停止したと発表していますが、ギニア国防省は大統領府への攻撃を撃退したと発表しており、クーデターが成功したのか失敗したのか今のところわかりません。
(追記)
コンデ大統領は大統領警護隊に守られて依然として大統領府にいるとの声明が出されました。
クーデターは失敗の可能性が高いです。
なお首謀者のママディの階級は大佐ではなく中佐が正しいです。訂正いたします。
(追追記)
最終的に大統領警備隊はGFSに投降しました。
ということで、クーデターは成功ということになります。
今回は錯綜する情報の真偽を読みきれませんでした。
アフリカの政局はホント難しい。軍に拘束されたアルファ・コンデ大統領は2020年に大統領3選を可能とする憲法を改正し、3期目を勝ち取った。ギニアは1984年と2008年にもクーデターがあり、コンデ大統領は2010年、初めて民主的に選出された大統領。
コンデ大統領のもとでギニアはアルミニウムの原料であるボーキサイト、鉄鉱石、金、ダイヤモンドなど豊富な資源を背景に経済成長を遂げてきた。しかし国民の生活はよくならなかった。政府内で汚職もまん延していた。最近、政府は国家財政を補うため急激な増税を行い、燃料費を20%値上げしたため国民に不満が広がっていた。首都コナクリではクーデターを歓迎する群衆の様子も報じられている。
西アフリカではマリでも5月にクーデターが起きたばかり。