2021/9/2

【解説】空のエコ本格化へ。新しい「航空燃料」って何だ?

NewsPicks 編集部 記者・編集者
従来の石油由来の航空燃料に比べて、CO2(二酸化炭素)排出量が少ない持続可能な航空燃料(SAF= Sustainable Aviation Fuel、主にバイオジェット燃料)の国産商用化に向けた動きが、少しずつ本格化している。
エアライン大手の全日本空輸(ANA)は9月から、将来的な定期便での活用に向けて、東芝や出光興産など5社と実証事業を開始する。JALも同様に、丸紅やエネオスらと共同調査を進めているところだ。
日揮ホールディングス(日揮)も8月2日、コスモ石油ら2社と協業し、国産SAFの商用生産を始めると発表。2025年ごろの国内エアラインへの供給開始を目指す。
では、そもそもSAFとは何なのか。国やエアライン、日揮への取材をもとに、NewsPicks編集部が解説していく。
INDEX
  • そもそも「SAF」って何?
  • ANA・JALの開発動向
  • 国産の商用第一号は「2025年」誕生?

そもそも「SAF」って何?