トップメーカーに亀裂 トヨタと日本製鉄、鋼材価格交渉で何が
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カーボンプライシングに関連した議論の中で、日本の製鉄業界の置かれた状況として、記事にあるような様相が垣間見られた。
CO2を多く排出する製鉄業界は、カーボンプライシングに反対しているのは立場上当然だが、製鉄に対して課されたカーボンプライシングを製品に価格転嫁すれば、カーボンプライシングに伴う追加的負担があっても製鉄会社は利益(マージン)を減らさずに済むはずである。しかし、日本の製鉄業界では、そんな価格転嫁はできないという。なぜならというと、この記事にあるように、これまでは、対自動車業界では、製鉄会社の価格交渉力が相当弱いのだとか。
ただ、これからは、これまでと違う展開になるのだろうか。サプライヤーに適正な利益を上げさせることができるか、できないか。トヨタは原材料の原材料の市況価格と連動させた価格変更を拒否することはないと思うが、鋼材の場合、やはり原材料市況変動のみでは不十分ということなのだろうか。
他の記事読んでると、日本の鉄鋼メーカーだけ不当に安い…という話もある。元々、価格連動に使うためのベース価格が安かったんだろうか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-21/QWKMDCDWX2PS01
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-04/QU5MOOT0G1L201環境対策を全面に押し出すとこうなる。結局消費者が買えない価格のものになり、結果として台数が減る。台数が減るということは環境負荷が減る。つまり環境対策だけを考えたら一石二鳥。
しかし経済は破綻するやろうね。失業者が増え、規模の縮小が進む。それでも利益を出し、生きていけるビジネスモデルへの転換が必要。今のままの延長ではどこかで破綻する。