日立、売上1千億円のベンチャーを1兆円で買収の賭けIoT・医療を中核事業にシフト
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注目のコメント
この商行為が「賭け」と報道されるようなら,
FBのインスタ買収はどう表現するのでしょう.「狂気の沙汰」あたりでしょうか?
「のれん代」という表現も,適切では無い.
M&Aで老舗企業を買う...という場合ならニュアンスを表せますが,開発チーム,開発環境そのものを取り込もう...という場合においては実態を示さないと思います.
割高,割安論は結構ですが,現在のグローバル企業経営は,このようなリスクの高い判断を連日強いられる状況では無いでしょうか?
それに対してイチイチ高いの安いの言ってるのはどうなんでしょう?
まだバリュー相場とコスパの価値観から抜けられてないのでしょうか.日立にとって医療分野は歴史も古く、事業再編を繰り返してきた分野である。
知名度は別にして、がん治療の陽子線放射器の製造開発に古くから携わっている。20年位前には、ゲノム・遺伝子解析事業を立ち上げようとして事業部も設立した。(結果上手くいかなかったが)
最近はMRIやCTといった画像診断系機器事業を富士フィルムに売却するなど、医療含む、注力事業に於いて取捨選択を繰り返している印象が強い。
以前の資産に胡坐をかく事なく、先進的な分野に取り組む姿勢は昔から変わっておらず、それが重電事業の御三家(日立、東芝、三菱重工業)と言われた会社から一歩抜け出る事が出来た理由だと思います。
個人的には、医療分野に精通した質が高い人材を日立がどれくらい確保出来るかが、事業の成否を握る気がします。GlobalLogicが日立のLumadaの推進エンジンになると考えられます。
BJ誌の若干ネガティブな見方は、日立が亡くなられた中西氏の前、倒産寸前の日立を復活に導いたラストマンの川村氏、そして東原氏という10年余にわたる改革の道筋に対する評価が低いようです。
ABBを買収し、これが最後と東原氏が語った後のGlobalLogicの買収は、日立の方向性をほぼ完成させたと思えるほど、日立にとって大きなピースでした。
小島氏は更にそれを医療などのデータドリブンな世界にも日立を成長を求めているということです。
財務指標では見えないものがそこにはあります。