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CDCとはアメリカ疾病予防管理センターのことで、感染症対策の総合研究所です。医薬品の承認を行うのはFDA(米国食品医薬品局)ですが、感染症対策薬に関しては、FDAはCDCのリポートを最大限尊重しています。また、CDCとFDAはデータを相互に融通し合っており、さらに、ファイザー社やモデルナ社などワクチンを供給している企業が追跡入手できる全データを、リアルタイムに受けているそうです。

公衆衛生に関することのみならず、関係する新薬開発に関しても「次に何をすべきか」についてメーカーに並行して立案しているようです。FDAは新薬の承認対する基準が明確とも言われており、製薬企業に対して「このようなデータが示せれば承認が見込まれる」と示してくるとのことで、企業はそれをクリアすることに力を注げばよいので、迅速に動けるとのことです。(日本の業界関係者は日本との違いを感じるはずです)

「コロナワクチン、米が追加接種を承認 9月20日から全人口に」(AFP 2021年8月19日)
https://newspicks.com/news/6111873?ref=user_1310166
でも触れていますが、ファイザー製については、2020年7月~21年3月に米独など6カ国4万人以上を対象に実施した追跡調査に基づく結果として、有効率は「1回目接種~10日後」の期間に18.2%が、「11日後~2回目の接種」に91.7%と急上昇。「2回目の接種1週間~2カ月後」に96.2%でピークに、その後「2回目の接種から2~4カ月後」には90.1%、「4~6カ月後」には83.7%と減少。一方、重症化防止の有効率は、2回目の接種から8カ月が経過しても96.7%と高水準に維持される。

2回接種後の方を対象に、3回目のブースター接種を臨床第1/2/3相試験として実施した初期の結果、野生株とベータ株に対する免疫原性は、 2回の初回投与後よりも5〜10倍高くなり、3回目の投与はデルタ株に対する中和力価を誘発し、2回の投与後よりも若年層で5倍以上、高齢者で11倍以上高いことを示した。

本日の報道にある症例データの多くがファイザー社のデータから構成されていると思われることからも当然の一致です。CDCとFDAは今後もデータを継続収集し、リアルタイムの情報にあわせての「戦略の更新」はありえます。
マイナスのニュースのように見えますが、むしろこの時期になっても、最も有効性の維持が難しいと予測できる「感染予防効果」すら、「暴露リスクの高い労働者の間」で66%に維持されていたというのは、非常に有望な結果だと思います。

当然このデータは、特殊な集団を扱っており、一般の方へ適用するのには注意が必要です。

また、このデータは非常に短期間の小さな母集団からの測定結果ですので、誤差が大きい可能性が高く、数値をそのまま知識の引き出しにしまわないようにしてください。

もちろん、ワクチンの有効性が時間とともに低下していくこと、デルタへの有効性が低下することは十分考慮しておくべきことですが、ワクチン接種の価値は高いままだと思います。
暫定的な結果ですし「小幅低下」とのことなので、それほど大騒ぎすることではないでしょう。

こういう情報が一人歩きすると、3回目の接種を求めて秩序が乱れ、規則違反などが生じる恐れが多々あります。

くれぐれも冷静に受け止めましょう。
そうこれ、もしワクチンを打っても感染を防げない(でもまだ重症化とかには効果ありそう)なら、ワクチンを打っていて、かつ感染している人がたくさんいるはずで、ワクチンパスポートと陰性証明(ワクチン未接種)の人を混ぜてはいけないという結論も出てくるのよね。

ワクチン自由主義者からは絶対に出ない発言なんだけど、シートベルトなしでレースに出場するのが許されているようなもの。

後は今話題のプレプリントて、デルタ株のRBDに4つの変異を加えたデルタ4+を作るとワクチンを無効にできるというもの。これにも注目。

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7034e4.htm
時間経過なのか、デルタ株起因なのかもハッキリしていないとのこと。加えて普通に確率から考えて有効であることはまだ疑わなくて良いレベル。冷静に判断すべきニュースですね。