【西山知義】失敗後の過ごし方で「成長」は決まる
しかし、成功の陰にはいくつも失敗があった。かつては不動産会社で失敗し、牛角などを生み出した企業も経営不振で売却せざるを得なくなった。
誰よりも大きな成功と、誰よりも多くの失敗をしてきた男の人生と野望を、全7話でお届けする。
- 400万円でFC化の勝負に出る
- FC化で問われた社長の覚悟
- 「am/pm」「成城石井」の買収
- 「あの7年間」で学んだこと
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これだけを見ると西山さんが1人で経営をしていたように見えます。「シリコンバレーにはザッカーバーグはたくさんいるが、(シェリル)サンドバーグがいない」という話を聞いたことがありますが、いいパートナーがいたらまた違う展開になっていたのかなと思います。
昨今では失敗をしづらい環境になりがちで、失敗したくない人が多いとも言われておりますが、書かれているように失敗した後にどのように、それを振り返り、改善できるかという振る舞いが一番成長に結びつくと思います。
自分の経験を思い出しても、順風にうまくいったことを覚えているかというと、記憶にあるのはやってしまったな…というようなストーリーの方が刻まれています。その失敗をしばらくは気持ち的にも落ち込むわけですが、それだけで終わらせずに今だったらどうリカバリーできたか、何がそもそも悪かったのかを考えること、これが自分を鍛えてくれる要素なのでしょうね。
今の心地よいコンフォートゾーンを抜け出し、少しストレッチする、でもそのエリアに飛び出すには失敗だってあり得るわけですが、少しでも周囲の環境がそのサポートができ、一緒にリカバリーできるよと言ってあげられるかで、一人一人の成長が変わってくるのではないかと思います。
am/pmや成城石井の買収時の取締役会の様子について、とてもリアルに語られています。改めてガバナンスの大切さを認識するとともに、こうした大きな決断がうまくいくケースもたくさんあり、狂気とガバナンスのバランスの難しさを感じます。
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