2021/8/29

【西山知義】失敗後の過ごし方で「成長」は決まる

フリーランスライター
牛角、温野菜、土間土間、焼肉ライク…。次々とヒットチェーンを生み出してきた西山知義は「外食の神様」と呼ばれている。

しかし、成功の陰にはいくつも失敗があった。かつては不動産会社で失敗し、牛角などを生み出した企業も経営不振で売却せざるを得なくなった。

誰よりも大きな成功と、誰よりも多くの失敗をしてきた男の人生と野望を、全7話でお届けする。
INDEX
  • 400万円でFC化の勝負に出る
  • FC化で問われた社長の覚悟
  • 「am/pm」「成城石井」の買収
  • 「あの7年間」で学んだこと

400万円でFC化の勝負に出る

1996年の1月に「七輪」を世田谷の三軒茶屋にオープンさせてから約半年後。私は2号店を同じ世田谷の用賀に出店させることにしました。
たった半年で、と思うかもしれません。しかし私の頭のなかには、すでに述べたように、「いずれは全国チェーンの焼肉店に」という夢がありました。