アップル、新型iPhone製造で中国企業との協力強化=日経
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グローバルにサプライチェーンを組み上げ、更に最近の地政学的リスクや供給状況などを鑑みて冗長化・多重化するのは、アップルに限らず当然やっていること。その中で中国が主要な役割を果たすのも、アップルに限らずアジアに事業がある製造業なら必然。
だから、「アップルからのコメントは得られていない」って、そりゃそうだろうという感想しかない。こんな政治的な意図が透けて見える抽象的なことでコメントを取りに来るのに一々対応していたらキリがない。アッセンブリであれば中国国内販売向けのそれは地場企業を使って当然で、その他は金属ケーシング、レンズ等とのことにて半導体等のクリティカルな部材ではないとするなら、取り立て論ずるほどではないように見える。
国家より強大な世界一の200兆円企業、当然にテクノロジー地政学的なリスクを並みの国家レベルの諜報能力、リーガルスタッフを駆使して中国に対しては製造も販売もあたっていると考えてしかるべきだろう。物はいいようですが、サニーオプトにしろ、ラックスシェアにしろ、BOEにしろ、ここに名前が上がってる会社がメジャーなサプライヤーか?というとそんなことは無いだろう。
レンズであれば、ジーニアスやラーガン、組み立てならフォックスコンやペガトロン、ディスプレイなら三星とLGがメインサプライヤーであって、中国企業は三社目であることが多いだろう。特にカメラのレンズやディスプレイなどのキー部材はまだまだ既存のサプライヤーの存在感は強い。
価格競争力のある中国系企業が3社目に入ってくることで、JDIやカンタツが脱落してるので、そういう意味では、日系や台湾系サプライヤーには辛い面もあるだろう。
AppleにはAppleの利害があろうし、QCDがダメなサプライヤーは採用しないだろう。サプライヤーからすれば、Apple向けに参入出来るかはそれはそれで大変重要だろう。