海外メディアは日本の「コンビニ」をベタ褒めしているが、外国での普及が難しいワケ
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私もアメリカにいて、何度も「日本のセブンイレブンが欲しい!」と思いました。そして帰国時にはセブンイレブン、使いまくります(笑)
ただ、本記事のような人件費とは私は考えていません。
海外のセブンイレブンなど行けば分かりますか、基本的に商品のラインナップの違いに驚かされます。そこにキーがあると考えています。
まず、特にセブンイレブンに顕著な商品開発の強さ。
これがアメリカではおそらく実現が難しい。
セブンイレブンは極めて高頻度の商品開発と、実際の店舗での売上データ分析による超高速PDCAを回しています。
日本の消費者はほんとうるさいので、これが必要。
逆に、これがあるから、コンビニ商品は普通に美味しい。
こんなことアメリカではないですw
アメリカではここまで消費者が成熟していません。
なので、商品開発をここまでする必要はなく、ここまでしないなら今の「アメリカのセブンイレブン」やガソリンスタンドの売り場で十分です。
要は、セブンイレブンやコンビニがコンビニたる理由は、消費者の成熟に密接に関わっているのですが、まだアメリカを始めとする海外のほとんどはここまで来てません。
出来るとしたらまず韓国あたりでしょうか。
そしてもう一つは、この必要商品をすぐに陳列するためのロジスティックス。
需要見極めて1-2時間単位でトラックで店舗配送するのですが、それをやるためにはある程度狭いエリアに配送拠点と複数店舗をまとめて作る「ドミナント戦略」が必要になってきます。
これがアメリカの物流だと厳しいです。
広いのでドミナント戦略が可能なエリアが限られるのと、日本ほど丁寧に時間通りに配送、なんて出来ません。
特に物流周りの一般的には「比較的低賃金の労働者」の質が全く違います。
時給の問題でなく、時給あげてもこういうことをちゃんと出来る労働力は諸外国に少ないです。
一億総中流の恩恵サイド、ですね。
自動運転の時代が来ると、ここは変わる可能性あります。
コンビニは、日本特有の消費者とオペレーションにより支えられてるため、簡単に海外展開とならないというのが私の分析です。
時給は一面としてはそうですが、最低賃金ギリギリの時給にした時に必要な仕事ができるスキル持った労働力が集まるか否か、の差ですね。
注目のコメント
便利であればあるほど、それは誰かがどこかで「頑張ってる」ということでもある。高度なサービスの裏には、たゆまぬ努力の積み重ねが隠されている。
もちろんその努力や頑張りが、お金に変換できればいいのだけれど、コンビニの最前線で働いている方々は、決してその対価が適正とは思えない。
でも、日本では何故かそれが横行している。この仕組みに耐えられる国民が多くいる国は、そんなに多くないのではないか。そもそも、フランチャイズ本部だけが利益を吸い上げる仕組みは、決して世の中をシアワセにはできない。アメリカのコンビニエンス業態はガソリンスタンドがありきの経営でそちらの方が主なんですよね。逆にいうと小売だけでは成り立たない。しかも直営です。ビジネスモデルが全然違う。日用品をさっと買うというニーズとしてはバラエティストアが強く、食ではスーパーマーケットやWalmartなどが強すぎてなかなか厳しいと思います。
コンビニスイーツは絶対世界に通用すると思いますが,コンビニの普及は難しいかもしれませんね.
記事にもありますが,高度なことをしているにもかかわらず,労働環境が厳しすぎです.当の日本ですら,23区内に入ると外国人店員を抜きに維持するのが難しい状況です.オーナーの過重労働もありますし.