感染者の4分の3がワクチン接種者、米当局が分析結果
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ワクチンは確率を飛躍的に下げるもの。副反応を気にしてワクチン接種をすぺきかどうか悩まれている方も少なくないようですが、新型コロナ感染で重篤に至らなくてもたいへん重い症状に苦しんだり、後遺症が残ったりしていることを考えると、リスクを下げる効用は社会全体の安定のみならず、個人としてもとても大きいと思います。ただ、確率なので「絶対」はないということだけです。
注目のコメント
クラスターの報告なので、タイトルの数字を地域全体や国全体に適用してしまうと、誤った考察を導きます。
特定のクラスターでワクチン接種者のブレイクスルー感染が多数生じたことは、日本で言うところの「三密」やそれに近い環境を作ってしまえば、デルタならワクチン接種後でも容易に感染伝播を起こすことを示唆します。
一方、全米で見れば、入院患者の97%がワクチン未接種であり、ニューヨーク市のNorthwell系列の病院でも85-90%がワクチン未接種者であることを報告しています。
ワクチンは、感染も発症も防ぎます。しかし、これは100%では決してありません。そして、デルタではそれらの効果を弱められてしまうようです。それでも0ではありません。また、重症化予防の効果はデルタに対しても未だ高く維持されているようです。
しかし、仮にブレイクスルー感染を起こしてしまった場合には容易に感染伝播をさせてしまう可能性があるようです。このことから、インドアでのマスクの指針が再開されました。
これらの考察に、誤解のないようにしてください。このように、ワクチン接種すれば重症者や死者数は減らせますが、感染者数はそれなりに出ますので、結局は人口当たりの感染者数が英国の10分の一以下なのに逼迫してしまう医療提供体制を拡充させない限り、日本でコロナと経済を両立させるのは無理だと思います。