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半導体不足の解消、22年以降に 実需超す発注影響も

日本経済新聞
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    News & Chips 国際技術ジャーナリスト

    半導体不足は、今年いっぱいは解消しないことは業界の常識だが、22年も続くというのが最近の見方のようだ。数カ月前にガートナーは22年の第2四半期あたりから需給バランスができるようになる、と見ていたが、最近では22年いっぱいも不足は続くという見方が強い。むしろ問題は23年に半導体が余るという供給過多の状態になりそうなことだ。23年は意見が真っ二つに分かれ、不足がまだ続くという見方と、供給過剰になるという見方だ。
    半導体は製造に最低でも4カ月(前工程3ヵ月、後工程1カ月)かかるためため、すぐには解消しない。加えて、車載用半導体を製造するためには、自動車メーカーの認定が必要だ。認定されていない工場はスマホ用には作れても自動車向けには製造できない。さらに、自動車メーカーにとって半導体はこれからもますますたくさん使われるため、これまでのようなジャストインタイム方式は当てはまらないことを認識する必要がある。
    さらに、一般論として半導体がシステムの頭脳と神経になってしまったため、広い分野でスマート化、デジタルトランスフォーメーション化には欠かせない。この認識が日本では欠如している。半導体は外から買ってくれば良いと考える電機メーカー、ITメーカーが多い。頭脳ではない半導体もあるが、こういう超汎用のコモディティ半導体は実は今でも余っている。必要な半導体は頭脳と神経となる高集積の半導体である。
    この2~3月は、テキサスの寒波、火災、水不足の3重苦が世界を覆い、稼働できなかった分を巻き返しに来ているだけではなく、更なる広がり成長に対処するため、世界各地で新工場を建設し始めている。22年には新工場はまだ稼働しない。23年~24年に半導体不足が解消されそうだと思われる。


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