欧州中央銀行、緩和継続を強調 指針変更、物価上振れを容認
共同通信
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ECB関係の報道や識者コメントは本当に会見読んだのか?ということが多いのですが、今回のポイントは市場の材料になったかどうか?という点では無風や凪かもしれませんが、ウォッチの面からは結構見るべきポイントはあったように思います。例えば、フォワードガイダンスに「the midpoint in our overall horizon」の表現が入ったことは目を引きました。実際、これを質す記者は複数人いました。予測期間が6月見通し時点から30か月だとすると今(6月?)から15か月後として、来年9月ないし12月までに2%行くんですか?それにしてはスタッフ見通しはかなり弱いですよね?どういう落とし前をつけるつもりなんですか?といった疑義が湧いてくるわけです。
このミッドポイントの処遇は予測期間と共に後ろにズレるといった趣旨のコメントをラガルドはしており、黒田体制でいつまでたっても「2年で2%」の2年が後ろ倒されたのと似ているなと感じました。今後、結構ミッドポイントから予測期間終了まで、というフレーズは(ECBにとっては便利なので)使われてくるのかもしれません。