2021/7/25

【人気】YouTuberサラタメさんの、地に足ついたキャリア戦略

DMM.com 取り仕切り役 会長
DMM.com亀山敬司会長がホストを務める連載企画「亀っちの部屋 Season2」。
今回のゲストは人気YouTuberの「サラタメさん」。名前の通り、「サラリーマンのためになる」書籍を解説するYouTube番組を運営し、チャンネル登録者数は約60万人にのぼる。
サラタメさんが人気なのは、コンテンツのおもしろさはもちろん、「ブラック企業からホワイト企業に転職を成功させ、副業でYouTuber」というキャリアが時代とマッチし、多くの人の共感を呼ぶからでもある。
にもかかわらず最近、せっかくのホワイト企業を退職したという。なぜ、安定した立場を捨てたのか。亀山氏が掘り下げていくと、サラタメさんらしい、地に足のついたキャリア戦略が見えてきた。
*音声版は前後編で配信します。こちらからお聞きください前編】【後編
INDEX
  • もうサラリーマンYouTuberではない?
  • なぜ、ホワイト企業を辞めたのか
  • フルコミット社員のほうが出世するか
  • キャリアと恋愛の共通点・相違点
  • 転職は自分だけで判断してはいけない
  • クリエイターを辞めるタイミングとは

もうサラリーマンYouTuberではない?

──今回のゲストは、サラリーマンYouTuberのサラタメさんです。
亀山 せっかくだから、あの挨拶をやってよ。
サラタメ いいんですか? じゃあ……
(早口で)「ブラック企業から倍率100倍のホワイト企業に転職を成功させて、ぬくぬくサラリーマンYouTuberをしている私、サラタメでございます」
──おお、本物ですね。
サラタメ これをやって初めて、本物だと信じてもらえます(笑)。今日はよろしくお願いします。
亀山 久しぶりだね、1年くらい会ってないかな。
サラタメ そうですね、亀山さんのお宅にお邪魔して、コラボ動画を収録させていただいて以来です。そのあと結婚して転職もして、身の周りにいろいろ変化がありました。
亀山 ホワイト企業を辞めたんだ。今はどういう会社にいるの?
サラタメ ウェブメディアの「新R25」にジョインしました。といっても完全な正社員ではなく業務委託としての契約で、動画を中心としたコンテンツづくりに関わっています。それに加え、引き続きYouTubeチャンネルをやっている感じですね。
亀山 つまり自営業者になったわけだ。もうサラリーマンYouTuberじゃないじゃん。
サラタメ 厳密に言うとそうですね(笑)。でも一応、会社に所属して固定の収入をもらっているということで、今でも「サラリーマンYouTuber」を名乗っています(笑)。
亀山 じゃあ今日は、サラリーマンの転職から自営業まで経験したサラタメさんに、いろんな話を聞いていこう。
亀山敬司(かめやま・けいし)/DMM.com会長
1961年、石川県加賀市生まれ。石川県でレンタルビデオ店を開業後、1998年にインターネット事業に参入。現在、動画配信、ゲーム、3Dプリンター、英会話、FX、太陽光発電、教育事業など、多岐にわたる事業を展開している。