４０～５０代の感染増加 五輪後には東京１日２４００人超えも
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五輪の影響は、
五輪関係者による感染拡大という直接的な影響より前に、
緊急事態宣言中なのに五輪開催するんか、という反発→もう自粛しない→感染拡大、という間接的な影響が先に出始めているのかもしれません。
結局、医療啓発の相手は人間なので、
デルタ株の脅威や重症化、後遺症リスクなどエビデンスを伝えるだけではなく、
人の心理を考えたメッセージを伝えないと有効な行動変容にはつながりません。昨日見た記事によると、正確に言うと、現時点では６０歳以上の高齢者が減り、40～50代の感染者と重症者に占める割合が上がっているというのが正しい分析だと思います。
これは、ワクチン接種が未だほとんど進んでいない世代で、多くは勤労世代なので人流を避ける訳にはいかず、通勤を余儀なくされている人も多い訳ですから、別にこの世代の生活様式が悪くなって感染者が増加している訳ではないはず。
特に気を付けるように…と言っても、もう緊急事態宣言などどこ吹く風の若者と、ワクチン接種をして棒弱無人な高齢者の狭間に立たされて、ならば、早くワクチン接種させてよ！！と言いたいのであり、上から目線で責められる筋合いはないと思います。ここ最近の出張が怖くなってきたのは、明らかに意識が低い人の移動が増えていることです。
手洗いまともにやっている人、座席やテーブルをアルコールで拭く人に遭遇しません。
飛行機や新幹線も乗務員の方々が徹底してくださっているとはいえ、確実にアルコール除菌できているわけではありません。増してや地方移動の特急や高速バスはもっと怪しい。
ワクチン打ったからか、高齢者の顎マスクも多すぎる。
動くと決めたなら、きちんと最低限のことはやるべきだ。
飲食店からの感染だけではなく、こうした基本的な行動の甘さこそ感染拡大要因であろう。
