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記事よりーーーーー
タイは入国者に14日間の隔離を義務付けているが、観光客の激減で低迷する経済の再建に向け、プーケットに限り、ワクチン接種を条件に隔離を免除した。入国者はプーケットで14泊すれば、自由にタイ国内を移動できる。政府はプーケットに続き、10月中旬までに全国で実施する計画だ。
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アジアの観光立国、タイ。
観光業のタイ経済に置ける役割は大きく、コロナ禍前、タイのGDPに占める観光業の割合は増加していて、国家経済社会開発庁の発表では2019年にはGDP全体の20%近くまで上昇。タイ政府は2030年までに、この割合を30%まで引き上げることを計画していました。
来訪者数は首都のバンコクの方が上ですが、経済依存度で言えばビーチリゾート、プーケットのほうが上です。
今回、ワクチン接種者をプーケットで受け入れて、ビーチリゾートでゆっくり過ごしてもらいながら14日間で旅行者に負担をかけないアイソレーション(隔離)しつつ、プーケットでの消費の最大化を図りつつ、感染がタイ全土に広がるのを防ぐ。
感染拡大防止と経済復興を両立する良い方法に思え、日本でも観光の経済に占める割合が高く、長期滞在環境が整っている地域で応用できる気がします。(例えば沖縄、ニセコ、白馬など)タイはGDPの15%ほどが観光産業の国で、特に外国人観光客への依存が大きいです。
そのタイで、明日から首都バンコクでは全面ロックダウンが始まります。夜間は完全外出禁止、医療や郵便、食品などの一部の許可された産業以外はオフィスや工場、店舗は閉鎖されます。学校はすでにオンラインのみになっています。他の地域にも感染の広がりの度合いに応じて行動制限が課されます。
日本企業の駐在員も、多くは帰国することがすでに決まっています。
これまでで最も危機的な状況で、これはミャンマーやカンボジア、マレーシア、インドネシアといった周辺諸国でも同様になっています。
タイ政府はワクチンの接種を進めていますが、中国製シノバックが主であり、国民の多くが接種に消極的です。
観光業は、それでもやらないと食べていけなくなる国民が相当出る、ということではあります。しかし、プーケットの外も自由に観光できる、というのは当面無理があるでしょう。
タイでデルタ株の拡大に病院パンク 寺に仮設病院を設置 新規感染1万人近く
https://www.tokyo-np.co.jp/article/115663私のいるフィリピンのセブ島でもワクチン接種が終わった観光客を受け入れようといています。
しかし、セブに住んでいる人のワクチン接種が進まないので不安もあります。
問題は受け入れる側のワクチン接種だと思います。
観光客に早く戻ってきてほしいですが、フィリピンのワクチン接種が進むことを願いたいです。
プーケットの例はアジアの多くの観光地の参考になると思います。