新型コロナワクチンの「2回目難民」 2回目の接種が遅れても大丈夫か?
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倉原先生の記事。
ワクチンの供給不足は、一時英国でもみられました。
その間隔に関する出典を解説されています。
いつもタイミングのよい記事で助かります。
そういえば昨日のNEJMで、中国製の不活化ワクチンのデータで、すこし興味深い報告がありました。
チリの1020万人の参加者を対象とした新型コロナの不活化ワクチンの2回接種により、感染を65.9%、入院87.5%、ICU90.3%、死亡86.3%を低下させたという結果ながら、『1回接種だと』接種していない群よりも有効性が低かったというものです。
1回接種のみで行動がゆるんでしまうためではないかと考察されていました。
▷Jara A, et al. Effectiveness of an Inactivated SARS-CoV-2 Vaccine in Chile. New England Journal of Medicine 2021.
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2107715
これはmRNAワクチンより有効性がひくいと考えられる不活化ワクチンのデータですが、2回目接種まで慎重な行動をしておいたほうがよいとも言えるかもしれません。私はワクチンパスポートのために打ってるところもあるので、その判断も気になります。
6週間以内じゃないと認められない、など。
また既感染者は1回の接種で、未感染者の2回接種と同じ抗体量という話もあるので、ワクチンの回数よりも抗体量の検査でも同じように認められると良いなと思います。
(2回目接種の副反応が怖いというのが1番大きいのですが、、、)フランスですが、私の場合で自動的に割り振られた二回目の接種は6週間後でした。ワクチン接種証明はEUの規定で二回目接種から二週間後に有効になるので、合計8週間となかなかの長丁場。
ただ記事の英国の情報はちょっと古いです。二回目の接種を加速するために先月から段階的に12週間から8週間に短縮されています。
https://twitter.com/NHSuk/status/1409510402036277251