裁量労働制、時短効果なし 1日20分、週2時間長く
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
これは一側面に過ぎない。
厚労省の報告原文を見ると、たしかに労働時間は大半の対象事業者で増加しているようです。
一方、厚労省の「裁量労働制実態調査に関する専門家検討会(第7回)」における川口構成員の分析結果をみると、
睡眠時間→裁量労働制の適用で若干長くなる
年収→非適用労働者と比べて適用労働者の方が約13%賃金面でよりよい処遇を受けている傾向にある
健康状態→適用労働者の方が非適用労働者と比べてよいと答える傾向がある
などのプラスの側面も報告されています。
報道に何らかの意図が含まれるのは慣例ですので、受け取る側は、意図が加えられる前のデータに当たることが大切かと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19271.html裁量労働では、働く人の仕事へのオーナーシップが生まれるため、労働時間というよりも自分が納得する結果を出すということに意識がいくかと思います。効率的に仕事を行おうという思いは多くの人が持つかと思いますが、自分のプロフェッショナルとしての仕事への誇りは、かけた時間がどうだったかというよりも結果のクオリティから来るのかと。
また裁量が多ければ多いほど、働くことを通じた幸せを感じられるという調査結果も多々出ています。
裁量労働のそもそもの意義は時間の効率性ではなく、働く人が持つ仕事への誇りや幸せを取り戻すことではないかなと私は思います。
参考: https://www.google.co.jp/amp/s/www.nbcnews.com/better/amp/ncna762926裁量を持つことの一番目的は時短ではないと思いますね。
時短が大事なんじゃなくて、大事な生活のための時間を空けられることが出来ていればいいと思います。
なんとなく取れるデータでそれなりのことを言おうとしてしまう悪い例の象徴かなと