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2021/6/26
日本サッカー界において「いい選手のひとり」だった男は、たった1年で「絶対に欠かせない存在」へと変貌を遂げた。
選手の推定市場価格を発表するドイツの移籍専門サイト「transfer market」(トランスファーマーケット。世界中のクラブ、代理人が注視するサッカー界においてもっとも影響力のあるサイトのひとつ)によると昨年の8月時点で160万ユーロ(約2億円)だった彼の市場価値は、2021年6月9日時点で1000万ユーロ(約13億円)にまで跳ね上がった。
選手の市場価値と年齢は切っても切れない関係があり、若い選手であればあるほど「価値が高い」とされる。毎年のように10代でスター候補選手が生まれるサッカー界において、27~28歳になる1年で600%を超えるアップを果たすのは並大抵のことではない。
シュトゥットガルトMF・遠藤航。
サッカー日本代表の不動のレギュラーにして、今夏の東京五輪日本代表でも吉田麻也(サンプドリア)、酒井宏樹(浦和レッズ)とともにオーバーエージ枠で選出された「ボランチ」に、その急成長の秘密を直撃した。
遠藤航の枕詞になったのが「デュエルキング」だ。
デュエルは決闘を指すドイツ語で、サッカーにおいては1対1と表現されることが多い。2020―21シーズン、遠藤はこのデュエル勝利数でブンデスリーガNo. 1に輝いた。公式サイトにも紹介される、れっきとした公式記録である。
それにしても、日本人が4大リーグで「1対1」でトップに立つことなど、誰が想像しただろうか。
「シーズンの後半は、ここまで来たらトップで終えたいと密かに狙っていましたけど、シーズン前には僕自身も想像できなかったですね。
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コメント
選択しているユーザー
遠藤と聞くと遠藤保仁選手を思い出す世代なんですが、先日の日本代表兄弟決戦で遠藤航選手が出た途端にU24チームの動きが格段に良くなったのを見て、ああ遠藤が上書きされたと思いました。OA枠のお手本みたいなプレイでした。
後ろに目があるのかと思わせる球さばきがいい。2018年ロシアW杯でピッチに立てなかった現実が嘘のようです。この記事でわかりましたが裏にあるのは思考の柔軟性と体に納得させる早さなんですね。デュエルキングのタイトルをドイツで見せつけて欲しい。
注目のコメント
思考が戦略的で目的ドリブンだなと感じました。
サッカー少年の息子(8)に聞かせたい。
「夢にたどり着くのって結局、小さいことの積み重ねなんですよね。夢に対して最短距離を逆算して目標設定をしていくのが僕のやり方なんですけど、そうすると一個一個は小さいステップです。」私たちエデュリーの投資家でもある遠藤航選手と先日対談させていただきました。
彼とは数年前から歳が近いこともあり事あるごとにお話しをさせてもらってますが、常に冷静でいい意味で「派手さがない」です。
サッカー選手でも人によっては活躍し始めると付き合い等で練習がおそろかになったりしますが、航選手は本当に真面目で努力家だと思います。
4人のお子さんがいることもあり人間的にも達観していて、本当に同じ年代だとは思えないです。
オリンピックでの活躍を期待してます。