男性部下の育休、賛同したいけど……アンケートで見えた上司の本音
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人間は誰しも、自分自身の人生の選択をベストだったと肯定したいものです。
仕事中心に生きてきた男性が、自分自身が人生において捨ててきたもの。家族との時間、子供成長過程をともに過ごすことなど。
それらはもう二度と返ってこず一生取り返しのつかないものとなりますが、そのことに気づきながら、自分が手に入れることが出来なかったものを手に入れようとする若者・部下をどのくらい受容できるか。
自分の出来なかった仕事と家庭の両立ということ、人生において片方ではなく両方を手に入れるということをどれくらい柔軟に考えることが出来るか。0か1ではない。
育休を取りキャリアに空白が出来る、という発想自体が実に近視眼的で全体を俯瞰で見る力の無さを感じます。
「育休での経験がその後のキャリアに生かされ、より人間として成熟した部下がその経験を糧により高いパフォーマンスを発揮する」という考え方に至るのは、難しいのでしょうか。
これ以上日本を精神的に貧しくしないような人間がリーダーとなれるような社会になれると良いですね。
注目のコメント
本当は取りたいけど取るメリットがあまりないというのが実情だと思います。
男性の約9割が育休を取るノルウェーでは男性の育休を促進するために、男性が育休を取らないと一部の権利が消滅するなどの推進制度を設けています。また一定期間は給料を全額補償するなど生活面の援助も手厚いです。
育児休暇制度の先進国と言われているノルウェーでさえ、上記のような「取らないことのデメリット」を前面に出して取得を推進をしています。
遅れている日本でも「取らないと損」だと思える施策を打ち出していかないと中々男性の育児休暇は広がらないのではないでしょうか。ある時に北欧の大使館の方に聞いたことがあります。もし、育児家事は全部やるから、あなたは仕事頑張ってと女性に言われたらどうですか?と。彼からは「その人は変な人ですね。私の育児をする権利を奪うのですか」という答えが返ってきました。そう、メリット、デメリットの問題というよりも、実は子育てをする男性の権利の問題なのですよね。
良いまとめだと思います。
将来のキャリア不安については実に難しい問題だと思います。
どれだけ綺麗事を言ってもなかなか解決しない問題。
「同期が同時期に子供ができて、片方は育休中で片方は育休を取らず実績を上げ続けた場合、実績を残した側の立場が強くなりがち」
これが正にそう。人事制度上のデメリットがなくなるように例えば昇給は揃えたりしても、「この重要プロジェクト、あと一人誰をアサインしようか」となったら経験とか実績で見られるから、育休を取らなかった同期がアサインされるということは当然起こりうる。ここに手を入れ始めるともっと訳がわかんなくなるから、どうしたもんかなとは思います。僕はもっともっと育休が広がることを目指して頑張りたいけど、簡単な問題じゃない。