[10日 ロイター] - 米アップルは10日、独BMWの電気自動車(EV)部門の元幹部、ウルリッヒ・クランツ氏を自動車関連プロジェクトに起用したとの報道を認めた。

クランツ氏は直近まで米EVスタートアップのカヌーの最高経営責任者(CEO)を務めた。ブルームバーグの報道によると、アップルに移籍後は、米EV大手テスラで量産車「モデル3」の開発を率いた後にアップルに復帰したダグ・フィールド氏が直属の上司となる。

アップルの自動運転プロジェクト「タイタン」は2014年の開始以来、常に順調ではなかったものの、進展してきた。

ロイターは昨年12月、アップルが自動運転技術の開発を推進し、自社開発の車載電池技術を搭載する可能性を含め、2024年までの乗用車生産開始を目指していると報じた。