多様性が失われるソーシャルメディア、「沈黙のスパイラル」へ(田中 善一郎) - Yahoo!ニュース
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双方向メディアだったはずのネットが、テレビと同じような一方通行メディアになってきている、という調査結果。家族とか友達なら話してもいいが、ネットでは話したくないというのは、家族や友人は元々同質性が高い人が多いだろうし、またネットだと一文だけ切り取られて勝手に拡散というのも背景にありそう。マスに本当に広がる中ではしょうがないかと思う部分もある。
でも、ネットは自分の周りでは出会えない人と出会えるメリットもある。Picksで良くコメント頂いている方とかも、この場がなければ意見を伺えなかった。意見が同じ場合もあれば、違う場合もあるし、どちらも勉強になる。また意見を公にすることを控える傾向が強い日本で、意見を見れる・言える場という「真面目な場」は貴重だと思う。
重要なのは、そういうツールを手に入れたのだから、ヒトではなくコトでみることだと思うし、コトをちゃんと説明すること。「これイイね!」って何がイイのか分からないし、そりゃ意見も深まらず、ヒトをみて同調するだけになる。意見を表明するというのは論理と価値観の両方が要素としてあるし、そういう議論をする前提が文化として根付くことは重要だと個人的に思っている。知り合いならいざ知らず、面識のない人とのオンラインの議論って、基本的に不毛になりがちだよな。テキストが一人歩きしてしまう。
NewsPicksのように「へー、こういう考え方もあるんだ」って眺めてるくらいがちょうど良い。それだけネットの世界が日常の一部になったってこと。ネットの世界の向こうは人間がいるわけで、会議で意見を主張しない人は実名のソーシャルでも同じになるのは当たり前。集団同調が強い日本だとなおさらでしょう