2021/6/7

【真相】SOMPOが「グーグル出資のAI企業」と組んだ本当の目的

NewsPicks 副編集長
米グーグルも出資し、日本のAI(人工知能)スタートアップ企業として名をはせるABEJA(アベジャ、東京・港区)が、損害保険国内大手・SOMPOホールディングスの「関連会社」に──。
このニュースが流れたのは、4月23日。SOMPOが、ABEJAの株式の約22%を取得し、筆頭株主になったことを発表した。
SOMPOの関連会社となったABEJAは、この提携で「スタートアップの一大目標」である上場をあきらめて、SOMPOの仕事だけをする企業になるのか。
スタートアップ業界にこうした見方も出たが、事実はそうではない。
NewsPicks編集部は、SOMPOホールディングスの楢﨑浩一CDO(最高デジタル責任者)と、ABEJAの岡田陽介代表取締役CEO(最高経営責任者)にそれぞれ単独インタビューを実施。
この資本業務提携契約の「本当の目的」を明かしてもらった。
INDEX
  • ABEJAの「ゴール」ではない
  • SOMPOはデジタルで5000億円
  • 「パランティア+ABEJA=?」
  • 保険・介護に革新を起こせるか

ABEJAの「ゴール」ではない