ファミマ、遠隔操作できる商品陳列ロボを10月から実運用へ 全店展開も検討
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とうとうここまできましたね。
ファミリーマートで遠隔操作ができる商品陳列ロボの実験が開始されたという記事です。
昨年の夏からざわざわしていた領域でしたが、とうとう実装ですね。
飲料が置いてある空間をウォークインと呼びますが、ウォークイン業務は
①商品発注
②商品納品
③商品品出し
④在庫整理(棚に在庫を並べる)
※適時、空箱の段ボールを潰す
という流れがあります。
①はすでに自動発注機能があるため人の手から離れつつあり、遠隔機能があれば遠隔で可能です。
③と④は一定の条件が揃えば品出しが可能なのかと思います。
その一定の条件を揃えることも含めて②はまだまだ人の手が必要です。
(現場では「ルールに則って在庫整理するのめんどいよ~」という声が上がっていそうですが。)
これ、何が凄いかって、コンビニに全く興味がない方も業務を行ってもらえる可能性が高いということです。
例えば、シンプルに主婦ゲーマー。
ポイント制度をつけて最低時給で働いてもらい、ポイントが溜まったらファミマのオンライン商品を買える、とか企画を立てれば、人手不足で派遣を多用した場合の人件費より圧倒的に安く済みます。
介護が必要で自宅にいなければならない方など、事情がある方も積極的に働けそうで、社会にとっても良いことだと感じます。
そのうち、派遣会社で「人」ではなく「ロボ」を貸し出す日が来るかもしれませんね。
▼まとめ
・ファミマがロボットベンチャーのTelexistence(東京都港区)が開発した遠隔操作ロボットを10月から実運用
・商品陳列ロボットの名前は「Model-T」
・全店への展開を検討
純粋にやってみたいです。
注目のコメント
"制約を受けずに自由度の高いスタッフ採用が可能になるという。"
人件費を下げることを目的とするなら、労働賃金の安価な国からリモートで陳列作業をしてもらうことも想定しているのでしょうかね。
リモート操作って、遠隔手術のように世界中の高度な技術を持った人材の力を借りることもできますし、安価なコストで労働力を借りることもできたりして、労働力のボーダレス化の可能性を秘めているように感じました。Telexistence社は東大-慶應の舘先生によるテレイグ研究をもとに創業され、昨年9月に街開きしてソフトバンク本社やCiP協議会が入居するスマートビル「東京ポートシティ竹芝」のローソンでこのロボを稼働させています。バックヤードの見えないところで健気に働いてますよ。
最近流行りの遠隔操作ロボット。全自動の実用化はまだ遠い現時点ではここが落としどころでしょうか。
ただ日本の小売は商品の向きとかちゃんと揃えないといけないと思うので、どこまで使えるか気になるところです。