2021/6/3

【直撃】5年で3000億円。ANAは「仮想旅行」に本気なの?

NewsPicks 編集部 記者・編集者
全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングスは、主力の航空事業が新型コロナウイルスの打撃を受ける中、航空事業以外のビジネスを強化している。
そうした中で、5月20日に発表したのが、仮想旅行事業への参入だ。スマホのアプリ上で、旅行や買い物を楽しむことができるというものだ。
NewsPicks編集部は、この事業を主導するANAホールディングスの子会社「ANA NEO」の冨田光欧社長を直撃し、その計画を聞いた。
INDEX
  • 「FF」のゲームクリエーターと協業
  • 狙いは「越境Eコマース」
  • 「広告収入」も見込む
  • 想定の「8割」は外国人
  • トリップアドバイザーと提携
  • 航空会社とゲームの相乗効果

「FF」のゲームクリエーターと協業

まず、この新事業について簡単に説明しよう。
事業名:「スカイ・ホエール」
サービス開始:2022年中(予定)
目標の売上高:5年間で累計3000億円